『アバター』を見ました

 

前回の記事「XpanD眼鏡について」の続きです。

 

アバター』ですが、まず立体表現は思っていたほどではなくてちょっとガッカリ。

てっきり「うわっ!」と体が反応しちゃうほどのアトラクション的3Dが
体験できるものかと思っていましたがそういう表現はあまりなく、
基本的には奥行きが感じられる程度の3Dという感じでした。

むしろ前回の記事に書いた通りXpanD眼鏡が合っていなかったため、ものすごく疲れました……。

また、XpanD眼鏡を通すと若干ぼやけてスクリーンが見えるので、
はっきりくっきり隅から隅まで見たい! という人には不向きかもしれません。

 

字幕版を見ましたが、字幕は予想以上にちゃんと見えました。

ただ、立体表現を優先するためか、字幕がとんでもない位置に表示されることもあります。

画面のど真ん中に字幕が出るシーンもあり、ちょっと面白かった。

 

ストーリーですが、パンドラという惑星(衛星だったかな?)が舞台で、
パンドラに住む不思議な動物や人種・文明が沢山出てきます。

人型のナヴィという種族は、パッと見「あれ? 『オブリビオン』の顔クリで失敗した?」と
一瞬思ったりもするレベルですが、パンドラのファンタジックな世界観を
序盤じっくりと時間をかけて魅せてくれるので、なかなかインパクトがあり面白いです。

そんなファンタジーの世界に地球人が侵攻? してくるというのが基本のストーリーですが、
”身勝手な人間が身勝手に他の土地を攻める”というありがちなストーリーラインなものの、
片やものすごいファンタジー世界、片や地球人・地球文明、
というバランスが何とも絶妙で、このバランスが面白く感じました。

ファンタジー全開の映画ってコレまでにいくつも見てきましたが、
地球の文明と衝突する構図ってあまりないですよねぇ?

ナヴィから見たら地球人が宇宙からやってきたエイリアンな訳でして、
映画の主役はそのエイリアンにあたるので、
ありきたりすぎるストーリーなのに何だかとても新鮮に感じました。

 

結論ですが、

  • 何が何でも3Dで見る必要はないと思う。2Dで落ち着いて普通に見たい。
  • 世界観が幻想的で描き方がうまい。
  • 革新的なストーリーではないのがちょっと……。

私としては「もう1度お金を払って映画館で見たい!」というレベルには達しませんでした。

世界観は良いんだけど、見終わった後大満足! という気分にならなくて……。

色々と惜しいと思う部分があり、ちょっと残念です。

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