今日、1月3日は正月休みのUターンラッシュの日ですが、
レンタカー借りてドライブに行ってきました。
目的は"ドライブすること"なので、目的地は特にありません。
が、それだとあまりにもアレなので、とりあえず成田を目指すことにしました。
まぁもし空いていれば初詣もできるかなーと思って。
成田に向かう際、1度走ってみたかった国道464号を走りました。
千葉県の北西部って、道が狭くてグッチャグチャでどうしようもないイメージがありますが、
地図を見ると、北総線と平行に走っている国道464号だけきれいな線形で東西に伸びており、
幅がやたら広い中央分離帯があるように見えるので
「千葉のくせにこの道なんだ?」と以前から疑問に思っていたのです。
![国道464号](https://mmrcube.wordpress.com/wp-content/uploads/2010/01/map-23b68c2235ab.jpg?w=298&h=240)
国道464号
この道に辿り着くまでが相変わらずの千葉っぷりで
ゴミゴミノロノロしている道ばかりでしたが、鎌ヶ谷消防署前の国道464号からは
いきなり片側2車線・上下線完全分離の快適な道になり、皆スピードをビュンビュン出していました。
「何でこの道だけこんなに整備されてるの?」とつっこんでしまうぐらい。
ただ、整備されている割にはそんなに新しい道路じゃないようで、
標識や道路のガードレールなどはそこそこ古いタイプのものが使われています。
道の周りはちょっとした住居と林ばかりという微妙な寂れっぷりもちょっと面白い。
上下線の間は単なる中央分離帯ではなく、掘割されている中を北総線が走っています。
かなり幅のある掘割ですが、北総線はその掘割部のど真ん中を使用しているだけで、
線路以外の部分は空き地となっていました。
順番に見ると、R464下り・空き地・北総線・空き地・R464上り、といった感じ。
「土地の使い方があまりにもおかしい」と思いググッてみたところ、
どうやら一部の区間は以前構想のあった成田新幹線用の土地だった模様です。
計画が完全にポシャッた今、何に使われることもなく空き地のまま残っているということですね。
将来、北千葉道路という道(高速道路?)が掘割部に作られる予定だそうで、
その道ができると現在のR464は側道になるみたいです。
雑草の生い茂る広い掘割部に北総線がヒョローっと走る姿はなかなか面白い絵だなぁと思います。
しかも、こんなに立派に整備されているのに駅の利用者が少ないというところも面白い。
個人的には、新幹線予定だったのに未使用になっちゃった! という歴史から
あの空き地が生まれたというエピソードも好きだなぁ。
うまく説明できませんが、京葉線の東京駅も
新幹線用ホームとして使用する予定があったと言いますけど、そういう
"過去の歴史が今なお痕跡として残る"系の都市開発エピソードが好きなんですよね。
ということで、国道464号は何とも不思議な道路でした。