月: 2010年6月

クラシックコントローラとクラシックコントローラ PROの違い

Wiiのクラシックコントローラは2種類発売されています。

  • クラシックコントローラ:2006年12月2日に、Wiiと同時に発売。1,800円(税込)。
  • クラシックコントローラ PRO:2009年8月1日に、『モンスターハンター3』と同時に発売。2,000円(税込)。

これまでクラコンしか持っていなかったんですが、『ゼノブレイド』を買ってからクラコン PROが欲しくなり、購入してみました。クラコンと何が違うのか、ちょっとまとめてみます。

■基本的な機能はどちらも同じ

どちらも次のような基本的な性能はまったく同じです。

  • 振動機能なし
  • ボタンの数は同じ
  • Wiiリモコンに接続して使う

そのため、”クラコン PRO専用ゲーム”みたいなものはありません。

■L・R系が異なる

クラコンはL・Rボタンがアナログ入力が可能となっており、ボタンというよりはトリガーといった感じでしたが、クラコン PROはデジタル入力です。

また、クラコンPROはZLボタン・ZRボタンが、PSコントローラでいうところのL2ボタン・R2ボタンの場所に位置し、元祖クラコンよりも押しやすい場所に移動しました。

あとは、2本のスティックの位置が若干異なっており、クラコン PROはクラコンよりも離れています。

クラコンはスティック同士が近すぎて、ちょっと使いにくいんです。

■ケーブルが異なる

Wiiリモコンへ接続するケーブルですが、クラコン PROのほうが(ホントわずかではありますが)長いです。

また、ケーブルの場所が変更されました。

クラコン・クラコン PROの正面比較

左がクラコン、右がクラコン PROです。

クラコンはコントローラの下から、クラコン PROはコントローラの上から伸びています。

……っていうか、元祖クラコンの黄ばみがすごく目立つなぁ……。

■グリップ

なんといっても、クラコン PROはグリップが付いた点が大きいと言えるでしょう。PSのコントローラーみたいな。

クラコン・クラコン PROの厚み比較

横から見たらこんな感じ。

個人の好みにもよるでしょうけど、私はクラコン PROのほうが持ちやすいです。

『ゼノブレイド』で数時間触ってみましたが、クラコンでもまったく問題はありませんが、強いて言うならクラコン PROのほうが使いやすいかな、と感じました。

機能としては両者全く同じなのでどっちでも良いっちゃどっちでも良いんですが。好みの問題です。

個人的には、十字ボタンがどちらも微妙かなぁという気がしています。

あの任天堂が出すコントローラなのに、なぜスーパーファミコンのような
押しやすい十字ボタンで設計してくれないんですかね。

クラコン・クラコン PROのパッケージ比較

なんとなくパッケージの比較も。左は、数量限定パッケージだった元祖クラコンパッケージ。

こちらも黄ばみがえらいことになってる……。

ちなみに……なぜクラコンは振動機能が付いていないんですかね。やっぱ振動ないと寂しいです。

『ゼノブレイド』

 

発売日に『ゼノブレイド』を買いました。任天堂モノリスソフトが手がけたRPGです。

Wiiでこの手のRPGは珍しいし、『ゼノギアス』も好きなので迷わず購入です。

 

『ゼノブレイド』と『ゼノブレイド スペシャルサウンドトラック』

初回特典で『ゼノブレイド スペシャルサウンドトラック』というCDが付いてきます。

予約なしで夜に買ったんですが、無事付いてきました。良かった~。

 

では、30時間くらい遊んだのでひとまず感想を書いてみます。

 

■『ゼノブレイド』はいわゆるJRPG?

 

タイプとしては、JRPGのど真ん中をいくタイプではないようです。

  • シームレスバトル
  • ものすご~く広いフィールド
  • たくさん用意されている装備品や素材アイテム
  • クエスト

などといった要素から構成されるため、一本道タイプのJRPGとは正反対のゲームですね。

『ゼノギアス』や『ゼノサーガ』シリーズとも違うタイプです。

ただ、『オブリビオン』のような完全に自由なRPGというわけではなく、
ストーリー進行に沿ったイベントが豊富に用意されており、そこはちゃんとJRPGしています。

旧来のJRPGのノリと、昨今のMMORPG的な要素がうまく組み合わっている印象です。

 

■遥か彼方まで広がるフィールド

 

フィールドは広大です。ただ、『オブリビオン』のように世界の端から端まで全てがシームレスというわけではなく
いくつかのエリアから区切られているのですが、その1つ1つのエリアがとにかく広い。

フィールドが単調ではないところが『オブリビオン』より優れている部分ですね。

ダイナミックな地形は遊んでいて面白く、素晴らしい出来に仕上がっていると思います。

もんのすごい高所からジャンプして飛び降りるシーンは本当に「ひぇえ~落ちる~」という感覚が味わえます。

この感覚は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』ぶりかもしれません。

 

■操作

 

使用できるコントローラは次の2つです。

  • Wiiリモコン+ヌンチャク
  • クラシックコントローラ PRO、あるいはクラシックコントローラ

慣れの問題だと思いますが、カメラ操作が

  • リモコン+ヌンチャク:Cボタンを押しながら十字ボタン
  • クラコン:Rスティック

のため、私はクラコンを使っています。カメラ操作以外はリモコン+ヌンチャクでも良いと思うんですが……。

 

■やりこみ要素的なもの

 

昨今のRPGではすっかりおなじみとなった、メインストーリーとは関係のない”クエスト”は
『ゼノブレイド』にもたくさん用意されています。ホント、ストーリーが進まないくらい数が多い。

また、”キズナグラム”というプレイヤーキャラクター同士や住民同士などの人間関係が
表で表されたメニューもあり、こちらについてもクエストと同様、逐一記録されていきます。

クエストとキズナグラムをチマチマと埋めていくサマは
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の”ボンバーズ団員手帳”を彷彿としますね。

『ゼノブレイド』にはゲーム中に時間の流れがあり(地球と同じ24時間)、
街の住民も1人1人に行動時間が設定されているため、街を1周しただけではクエストの発生を全て抑えるのは不可で、
外から街に戻るたびに新しいクエストを発見したり、新しい住民と出会ったりします。

このおかげで、常に新鮮な気持ちで遊ぶことができます。

 

 

……といった感じで、とにかく面白く遊べています。

まさかWiiでココまでボリューム満点のRPGが遊べるとは。

当初は『ラストストーリー』までのつなぎ的な感覚でしたが、それはとんでもない考えでした。

『ゼノブレイド』は、RPGが好きな人にぜひ遊んでもらいたいタイトルだと思います。

2010年E3の感想

 

先週は、テレビ的にはワールドカップ、ゲーム的には
Wiiの『スーパーマリオギャラクシー2』と『ゼノブレイド』、そしてアメリカのロサンゼルスで開催された
Electronic Entertainment Expo、通称E3があり、とにかく寝不足な1週間でした……。

今週は木曜(厳密には金曜)の3:30にデンマーク戦キックオフです。

木曜は定時で仕事を終えてすぐに寝て、3:30からの試合をリアルタイムで見るつもりですが、
果たして金曜の業務に影響は出ないだろうかと不安です……。

 

先週行われたE3について、個人的な意見をまとめてみます。

今年の任天堂のカンファレンスも、毎年恒例INSIDEチャットの実況で見ました。

 

  • ニンテンドー3DS
    任天堂の新ハード、ニンテンドー3DS。裸眼立体視液晶により眼鏡いらずで3Dを楽しめるという。
    コレは実物に触れて見ないと魅力がわからないですね。さぞかしプロモーションも難しいことでしょう。
    ハードの外見はあまり好きじゃない。もうちょっと画面が大きいほうが良い気もします。

 

  • 新・光神話 パルテナの鏡
    プロジェクトソラが開発しているという『新・光神話 パルテナの鏡』は、
    タイトルロゴからして桜井政博臭が丸出しで、こちらも楽しみです。
    ファミコンの『パルテナの鏡』は遊んだことがないので、バーチャルコンソールで遊んでおきますかね。
    500Wiiポイントで購入できます。

 

  • PilotWings Resort
    スーパーファミコンの『パイロットウィングス』、ニンテンドウ64の『パイロットウィングス64』に次いで
    久しぶりに復活する『PilotWings Resort』も楽しみ。
    画面を見たところ、同じくResortのタイトルがつく『Wii Sports Resort』と同様、
    ウーフーアイランドが舞台になっているように見えます。
    ※ウーフーアイランドとは、『Wii Fit』に登場したウィフィ島を元にして作成された架空の島のことで、
    これまでに『Wii Sports Resort』と『Wii Fit Plus』の2本に登場しています。
    宮本茂の提唱する“アイランド構想”のひとつで、様々なゲームにこの島が登場する予定とのことです。

 

  • Wii Party
    『Wii Sports』シリーズ・『Wii Fit』シリーズ・『Wii Music』に次ぐ
    タッチジェネレーションズ的なソフトですが、マンネリもいいところだと思います……。

 

  • The Legend of Zelda: Skyward Sword
    未だに『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が、最も衝撃を受け最も面白かったゲームと断言することができますが、
    正直『風のタクト』からはマンネリぎみ。
    『スーパーマリオ』の3Dシリーズは『ギャラクシー』シリーズのように面白い方向に進化しましたが、
    『ゼルダ』はどう進化するのでしょうか。

 

  • Donkey Kong Country Returns
    『スーパードンキーコング』シリーズが帰ってくる!
    Rareが任天堂陣営を離れてからはなんとも立場が微妙な『ドンキー』タイトルでしたが、
    久しぶりに2Dアクションとして帰ってくるとのことで、ちょっと楽しみです。
    ただ、『New スーパーマリオブラザーズ』シリーズが発売されている現在、
    2Dアクションゲームに対して「うおお!懐かしい!」という感触はあまり得られなさそうです。

日本 1-0 カメルーン

 

南アワールドカップ、1-0で日本勝ったー!

正直0-2くらいで負けるんじゃないかと思ってたし、実際シュート数がとにかく少なくてボロボロだったし、
でも結果として勝ちました! 良かったー!

って言うか、後半のカメルーンのパワープレーに対して日本守りすぎでしょう……。

いつ点取られるかヒヤヒヤしました。心臓に悪いわ。

 

さて余談ですが、ワールドカップが始まりテレビ事情が大変になってきています。

スーパーマリオギャラクシー2』がまだ終わっていないし、先日買った『ゼノブレイド』は
めっちゃくちゃ時間をくう作業ゲーだし、それに加えてワールドカップだしで、とにかく時間がありません……。

『ゼノブレイド』がものすごく面白いんですが、ちょっとワールドカップ終わるまでは
集中プレイができそうにないなぁ。

Windows Liveの改悪

 

2010年6月8日、マイクロソフトの提供するサービス「Windows Live」がバージョンアップしました。

それが……事前告知が一切なく、バージョンアップ内容も改悪としか言いようのないものでした。

事前告知どころか事後報告すらありません。

これらマイクロソフトの公式Spacesにも載っていないし、

にも載っていません。つまり、どこがどう変わったのかはユーザー自身が確認していかなければなりません。

 

あまりにも勝手すぎるバージョンアップによって、どこがどう変わったのでしょうか。

私なりに確認した結果をまとめてみます。

 

  • 姓名の強制公開
    Windows Live IDは、かつて姓・名・ニックネームの3つを自身のプロフィール名として設定でき、
    Windows Live Spacesにはニックネームが表示される仕様でした。
    【姓】山田
    【名】太郎
    【ニックネーム】ああああ(公開)
    ところが以前のバージョンアップにより、事前予告なくニックネームの設定が消されてしまい、
    Spacesには名が勝手に強制表示されるようになりました。
    【姓】山田
    【名】太郎(強制公開)
    あまりの勝手な仕様変更にびっくりしましたが、このとき私は次のように変更しました。
    【姓】山田 太郎
    【名】ああああ(強制公開)
    しかし、6月8日のバージョンアップにより、今度は姓も強制公開となったようです。
    【姓】山田 太郎(強制公開)
    【名】ああああ(強制公開)
    あまりにもひどい! 姓名という個人情報を入力する部分において、以前は非公開だった部分を
    勝手に強制公開するとか、ユーザーをなんだと思っているんでしょうか。

 

  • Spacesのアクセス情報の廃止
    Spacesの管理者が確認できるアクセス情報が消えて無くなりました。
    アクセス情報では、自身のSpacesに何人アクセスしたか、アクセス元はどこか、
    というような情報を確認できました。それがまったく確認できなくなっています。
    こんなのブログ必須ツールでしょうが……。なぜ無くしたんだ……。あほか。

 

  • フォントの変更
    デフォルトのフォントが変更されているようです。

 

中でも、特にアクセス情報の勝手な廃止がイタいですね……。

「Windows Live アクセス情報」という検索キーワードでブログを検索すると、
今回の勝手な改悪、およびそれらの情報を一切開示しないマイクロソフトに対する不評がたくさん見られます。

Spacesを引退する人も多いのではないでしょうか。

マイクロソフトには、ちゃんと事後報告(ホントは事前告知がないと駄目)を行い、ユーザーに説明する責任があります。

『グリーン・ゾーン』を見ました

 

先日、映画館で『グリーン・ゾーン』を見ました。

マット・デイモン主演のアメリカ映画で、監督はポール・グリーングラスという人です。

この2人は、『ボーン』シリーズの2作目『ボーン・スプレマシー』と3作目『ボーン・アルティメイタム』で
タッグを組んでおり、『ボーン』好きな自分にとってこの2人が作った『グリーン・ゾーン』にはとても期待していました。

 

映画の予告編で語られるあらすじは次のとおりです。

舞台はイラク戦争。アメリカが戦争を開始した口実の「大量破壊兵器」が見つからず、
アメリカ陸軍のミラー(マット・デイモン)がバグダードで答えを探しまわるも
国防総省の妨害工作により情報に辿り着けない。大量破壊兵器など無いのではないか?
同じく真実を求めるCIAと共に、謎の核心に辿り着いた結果―――。

こう書くとものすごく面白そうなストーリー。

『ボーン』にもあるように、アメリカの上層部による隠蔽工作により真実が捻じ曲げられ、
真実を追い求めるマット・デイモンがあれやこれやと奮闘するストーリーラインです。

ポール・グリーングラス特有の手振れカメラとスピーディーさも健在です(人によっては酔うかも)。

 

ただ、実際に見た感想は「ちょっと『ボーン』的な期待をこめすぎたかな?」という感じでした。

単体で見たらじゅうぶん面白い映画だと思いますけど、『ボーン』と比べると
スピード感や緊迫感・意外性などはちょっと劣るかなあ。

ということで、『ボーン』4作目まだー?

『スーパーマリオギャラクシー2』プレイ中

 

2010年5月27日(木)、任天堂より『スーパーマリオギャラクシー2』が発売されました。

スーパーマリオギャラクシー』の続編(ストーリー的には『マリギャラ』のパラレルワールドという設定)であり、
『マリギャラ』がとても楽しめた自分的には『2』は待ちに待った新作でした。

本当は発売日に買いたかったんですが、飲み会が相次ぎ買えなかったので5月29日(土)に購入です。

 

『スーパーマリオギャラクシー2』

 

前作もじゅうぶん面白い作品でしたが、『2』ということで面白さがさらにパワーアップしています。

社長が訊くで言われているとおり、今回は前作以上にたくさんのアイデアが詰まっていると感じます。

よくまぁこんなアイデアが生まれるなあと感心してしまうレベル。すごいなぁ。

World 5まで進めましたが、今のところのレビューを。

 

  • 操作は前作同様Wiiリモコンとヌンチャクを使いますが、この操作性がとても良い。
    Wiiリモコンで画面をポイントしたり振ったりする操作が必須ですが、これらもぜんぜんウザくないです。

 

  • ステージの構造が本当に面白い。数多くの3Dアクションゲームがあるとは言え、
    ここまで独特なステージ構造は『マリギャラ』シリーズでしか味わえないでしょう。

 

  • 前作もそうでしたが、それ以上に箱庭感がなくなったと思います。
    スーパーマリオ64』のように、1つの世界を隅から隅まで探索するというスタイルではなく、
    小さな惑星などを転々と進むスタイルのほうが多いです。なので、サクサク進めることができます。
    もちろん箱庭マップもありますけどね。

 

  • こちらも前作同様、ファイアマリオやハチマリオなどのパワーアップアイテムは
    クリアするのに有利なアイテム”ではなく”クリアに必須なアイテム”。ヨッシーも同様です。
    コースにメリハリが生まれる一方で、ちょっとやらされている感が……。
    スーパーマリオワールド』などのように、アイテムがあっても無くても
    マリオの体ひとつで攻略ができるゲームデザインのほうが個人的には好きだなぁ。
    ちなみにゴロ岩マリオはどう見てもゴロンリンクです。本当にありがとうございました。

 

  • 音楽が素晴らしい。前作と同様、横田真人さんがメイン作曲、近藤浩治さんが数曲手がけています。
    横田さんのオーケストラは壮大なものの、壮大すぎて若干ステージに合っていない部分が……。
    近藤さんの曲はヤバい! 特に星船マリオの曲が好き。前作の『天文台のロゼッタ』や
    『ヨッシーアイランド』の『マップBGM』のように、ゲームの攻略具合によって曲が豪華になっていきます。
    各ステージでは、ヨッシーに乗ったらパーカッションがパカパカ鳴ります。歴史が承継されていますねー。
    おっさんほいほいな懐かしい曲がアレンジされて登場するのも○です。

 

  • ステージの選択はグランドワールドマップから選択するというものに変更されました。
    New スーパーマリオブラザーズ』シリーズに近く、横長のシンプルなマップです。
    これまでの3D『マリオ』シリーズは、冒険の基点となる3Dフィールドが1つあり、
    そこから各ステージにジャンプして挑戦するという方式でした。
    ・64:ピーチ城
    ・サンシャイン:ドルピックタウン
    ・ギャラクシー:天文台
    最初は「マップ選択方式は嫌だなぁ」と思ったものの、ちゃんと基点となるフィールド(星船マリオ)があるし、
    かなりサクサクステージ選択ができるし、こちらの方が冒険してる感もあるし、
    まあいいかなと思うようになりました。

 

ゲーム完全初心者の方や、3D空間をうまく把握できない方には難しいかもしれませんが、
ゲーム好きの人なら必ずや楽しめる作品になっていると思います。

『マリオ』とか餓鬼くさい、『サンシャイン』が糞だったからいらない、とかいう考えは間違っています。

前作『スーパーマリオギャラクシー』と併せて、かなりおすすめできる作品になっていると思います。